羽毛布団なんて、なかなか洗う機会がないもの。
「どうやって洗うの?」「クリーニング代が高そう」など、疑問ばかりで困っていませんか?
私も最初はわけがわからず手間取りました💦
このページには、私の実体験をもとに、布団クリーニングの初心者さんが知っておきたい情報をまとめました。
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羽毛布団と一口に言っても、素材や洗濯表示次第でクリーニング方法が変わってくるし、注意が必要なポイントもあります。
失敗したくないヒトは、目をとおしてほしいにゃ⚡️⚡️
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汚れた羽毛布団に必要なのは「水洗い」
羽毛布団を使っていくうちにフケ・アカ・汗・皮脂が蓄積。それらをエサにダニが増え、ダニの死骸やフンといったアレルゲンが発生します。
どれも水に溶ける水溶性の汚れなので、羽毛布団をきれいにするには水洗いが有効です。
一方、ドライクリーニングは油性の汚れを落とす洗濯法なので効果的とは言えません。
クリーニング店によっては羽毛布団をドライクリーニングで処理するところもあるから、事前に確認してほしいにゃ💦
水洗いって言っていても、洗濯表示が水洗い不可の布団はドライクリーニングする、というお店もあるから注意してくださいね💦
布団乾燥機である程度ダニを殺すことはできますが、死骸は残ります。汗や皮脂にも対応できません。
布団クリーナーは表面の汚れを取り除けますが、内側に入り込んだダニは残ってしまう可能性が高いです。また、布団乾燥機と同様に、染み込んだ汗・皮脂には対抗できません。
羽毛布団をクリーニングする頻度とタイミング
調査したところ、羽毛布団のクリーニングの頻度について明確な基準はないようです。
布団クリーニング店は、汚れの定着量やダニの繁殖スピードから考えて、シーズンごと、半年〜1年に1回のクリーニングを推奨しているところが多いです。
布団丸洗いのフレスコ | 半年〜1年 |
しももとクリーニング | 1年 |
布団クリーニングのDEA(デア) | 1年 |
1シーズン使ったあと汚れたまま押入れにしまっておくと、たまった湿気やタンパク汚れからカビやダニが出やすくなるのも毎年洗った方がいい理由にゃ
一方、羽毛布団のメーカー側はクリーニングによる側生地の劣化を心配して、5年おきくらいが良い、としているところが多かったです。
東洋羽毛工業 | 3年〜5年 |
フランスベッド | 5年〜7年 |
西川チェーン | 何年かに1度、汚れが目に見えて目立ってきたら |
日本羽毛製品共同組合 | 出来るだけ頻度は少なく |
このことから、清潔感やアレルギー対策を重視する場合は年に1度、シーズン終わりにクリーニングするのがおすすめ。
長く使っていくためのメンテナンスとしては、3〜5年に1度を目処にするといいでしょう。
羽毛布団クリーニングの料金相場
羽毛布団って大きいし、どれくらいかかるのか心配💦
そこで羽毛布団をクリーニングした場合にかかる費用の相場を調査してみました!
コインランドリー | 1,514円 |
クリーニング店 | 5,883円 |
宅配布団クリーニング | 【1枚】8,869円 【2枚】6,122円/枚 【3枚】5,259円/枚 【4枚】4,133円/枚 |
参考:布団は丸洗いできる!布団クリーニングの値段の相場まとめ
自宅での洗濯機洗いは、中性洗剤と洗濯ネットが別に必要ですが、洗濯自体は1回洗濯機を回すだけなのでとても安上がりです。
コインランドリーは洗いと乾燥にそれぞれ1,000円づつ、計2,000円前後が料金相場のようです。(乾燥に時間がかかると+数百円)
クリーニング店だと、羽毛布団(シングルサイズ)の料金は5,000円〜6,000円台のお店が多かったです。
ただし、調べた中で最安店は3,960円、最高額は8,188円と、お店によって金額に大きく差があり、相場といっても確実性はあまりありません。
近所のお店が、割高なこともありえますね💦
宅配クリーニングの場合は、枚数が少ないと送料が乗る分割高で、洗う枚数が増えるほど割引率が上がるところが多いです。
3〜4枚ほどまとめて洗うと3千円代まで下がるところもありました。
宅配クリーニングなら全国の業者から自分の条件にあったお店を選べるから、人によっては相場よりも安くなるケースもあるにゃ
羽毛布団4つの洗い方|それぞれの長所・短所
羽毛布団の洗い方(1) | 自宅で洗濯機洗いする
- 安上がり
- 自宅から布団を持ち出さなくていいい
- 羽毛布団・洗濯機が壊れるリスク
- 濡れた布団を運ぶのは重労働
- 生乾きでカビやすい
- 高温乾燥しないとダニが死滅しない
最も安上がりですが、最もリスキーなのも洗濯機洗いです。
「気が向いたら簡単に洗えるし、クリーニング店なみにフカフカですよ!」という声がある一方で、「羽毛が片寄って元に戻らなくなった」「洗濯機のほうが壊れました(T T)」という失敗談もちらほら・・・。
そして、うまく洗えたとしても大変なのが乾かす作業。濡れた羽毛布団はとても重く、乾くのに時間がかかります。
表面だけ乾いたように感じても中が生乾きでカビが出やすい上に、高温乾燥なしだとダニが生き残る可能性も。
羽毛布団の洗濯機洗いの詳しい手順が知りたい方は、LIONのお洗濯マイスターさんの解説ページが参考になりますよ。
参考:羽毛布団を家庭で洗濯!上手な洗い方・干し方をレクチャー | Lidea
洗濯機洗いをすすめているウォッシャブルの羽毛布団だったらいいんでしょうけど、そうじゃない布団は不安ですね💦
羽毛布団の洗い方(2) | 大型コインランドリーを利用する
- クリーニングに出すよりリーズナブル
- その日のうちにクリーニングが完了する
- 布団を持っていくのが重労働
- 自己判断なので失敗の可能性もある
- 前の人が何を洗ったかわからない不信感
コインランドリーは安い!早い!が魅力。
近所に布団が洗える大型の洗濯機があるコインランドリーがある場合は利用を検討したいですね。
こちら↓のようなコインランドリー店発信の解説動画もあるので、初めてでもなんとかなりそうです。
ただし自宅洗いと同じで、コインランドリーも自己判断の上で自分で作業をするため、失敗する可能性はあります。
洗濯タグを確認して、側生地がシルク素材の布団や、ドライマーク、洗濯マークが全て×の場合はコインランドリーの利用をあきらめたほうが無難でしょう。
コインランドリーにはもう一つ、「前の人が何を洗ったかわからない」というリスクもあります。
ネットの口コミを調べると「コインランドリー=自宅の洗濯機で洗いたくない汚れものを持ち込む場所」という認識の人が多いことがわかりました。
嘔吐や排泄物の汚れがついたもの、ペットの毛が大量についたものを洗うのに利用しているケースもあり、二次感染やアレルギーに注意が必要です。
受付店員さんがいるコインランドリーなら失敗しにくいはずだから、近所にないか探してみるのもいいかもにゃ💦
羽毛布団の洗い方(3) | 地域のクリーニング店に依頼する
- 対面でやりとりしてチェックしてもらえるから安心
- 他の布団に比べて羽毛布団はクリーニング料金が高いお店が多い
- 布団の持ち込みが重労働
- 仕上がるまで日数がかかる
クリーニング店への持ち込みなら、受付で洗える素材かどうかしっかりチェックしてもらえるので、自宅洗いやコインランドリーに比べると安心です。
万が一失敗した場合は、賠償規約に則った補償もあります。
ただ、持ち込みの労力や引き取りに行く時間、料金がそんなに安くないこと、結局即日仕上がりにはならないことから、羽毛布団については宅配の布団クリーニング専門店の方がお得で利用しやすいのではないかと思います。
羽毛布団の洗い方(4) | 布団の宅配クリーニングを利用する
- 布団洗いの専門店が多く対応力が高い
- 全国からニーズにあったところを選べる
- 布団を持ち出す苦労がない
- 枚数に応じて割引する店が多い
- 送料が乗る分料金が高め
- 仕上がるまで日数がかかる
- お店と対面でやりとりできない
宅配クリーニングとは、専用の梱包キットに布団を詰めて宅配で送ってクリーニングしてもらう、ここ数年で利用者が増えている新しいサービスです。
クリーニング屋さんに持ち込んだり引き取りに行っていた部分が、まるっと宅配になるイメージにゃ
- 枚数が多いのでできるだけ安くしたい
- 大事な羽毛布団だから専門店で丁寧に洗って欲しい
- 素材や汚れで近所のお店では断られてしまった布団を出したい
などなど、地域のクリーニング店と違って、自分のニーズに合うお店を全国の専門業者から選ぶことができるのも重要なメリットです。
また、夏の間使わない羽毛布団を専用倉庫で預かるサービスを提供しているところもありますよ。
参考記事 布団が保管できる宅配クリーニングまとめ
知っておきたい羽毛布団クリーニングの注意点
注意点(1)|洗濯表示、素材は必ず確認する
洋服と同じで羽毛布団にも洗濯タグが付いています。
次の表示・記載がある羽毛布団は洗濯機やコインランドリーはNGです。また、クリーニング店の中でも対応できるところを選ぶ必要があります。
- 側生地がシルク
- ノンキルト(縫わずに接着加工がしてあるもの)
- ドライクリーニング指定
- 洗濯表示全てに×がついていてクリーニング不可
- 洗濯タグがない
注意点(2)|時間がたったシミやカビの黒ずみは落ちない可能性が高い
きつい漂白剤を使用すると布団が破けるため、着色汚れはそのまま残る可能性が高いです。
とはいえ、見た目が悪いだけでアレルゲンやカビの胞子はクリーニングで洗い流せているので大丈夫。
着色汚れもリセットしたいという場合、クリーニングよりも、側生地を交換する羽毛布団リフォーム/打ち直しを検討したほうがいいかもしれません。
注意点(3)|品質の悪い羽毛はクリーニングで悪臭が出ることがある
- 製造過程で羽毛の洗浄が甘く臭いの原因物質が残っていた(クリーニングのせいではない)
- 水洗いではなくドライクリーニングされた
クリーニング後に羽毛布団がにおってしまう原因は、この2パターンが多いようです。
パターン1については、再度洗ってにおいの原因物質を落とせば改善できる可能性があります。
パターン2については、クリーニング店を利用するときに事前確認することで予防しましょう。
注意点(4)|宅配クリーニングは圧縮返送に注意
価格が安い宅配クリーニングは、クリーニングした布団を圧縮袋に入れて返送することで配達料金のコストを削ることが多いです。
布団のプロなのでもちろん羽毛布団に合わせた適切な圧縮をかけるのですが、折れやすいフェザーの割合が高い羽根布団の場合、ぺしゃんこに潰れてしまうことがあります。
フェザーとダウンの割合も洗濯タグに記載があるので、確認した上で宅配クリーニング店を選ぶといいでしょう。
フェザー(羽根)が50%以上なら要注意にゃー!
注意点(5)|クリーニング後の布団を十分乾燥させる
クリーニングを利用して洗った羽毛布団は、ビニール包装されているので、お店での保管や配送の間に湿気がたまることがあります。
せっかくきれいになった羽毛布団にカビが発生するのを防ぐため、返ってきた羽毛布団はビニールを外して2~3時間陰干しをしておきましょう。
洗えない羽毛布団は宅配布団クリーニング専門店へ
- 羽毛布団の洗濯表示が水洗い不可だった
- 近所のクリーニング店では羽毛布団の水洗いをやってない
という場合、布団クリーニングに特化した宅配クリーニングの利用を検討してみましょう。
宅配クリーニングとは、宅配業者を使ってクリーニング工場に洗うものを直送する業態のこと。
- 地域にとらわれず、専門店が利用できる
- 玄関先で渡すだけなので、重たくかさばる布団を運ぶ手間が省ける
というメリットがあります。
ここでは、布団の宅配クリーニング店を比較調査し、羽毛布団クリーニングにおすすめな布団専門宅配クリーニング店を紹介します。
できるだけ最新の情報を掲載するよう努力していますが、急な価格や仕様の変更があると対応しきれない場合があります。ご利用の際は、各サービスの公式サイトで詳細をご確認いただけますようお願いいたします。
布団丸洗いのフレスコ|羽毛をダメージから守りながら洗浄
フレスコは布団クリーニング専門店というだけでなく、羽毛布団に適した洗剤や布団クリーニング機器の自社開発もしています。
羽毛布団に合った洗い方・乾かし方をしてくれるので、きれいになるのはもちろん、羽毛が傷む心配も減ります。
洗濯表示がなくて普通のクリーニング店に出せない羽毛布団をフレスコに出してみましたが、問題なく洗ってくれて、サッパリふかふかになりました✨
価格 | ■プレミアム羽毛ウォッシュふわりも 1枚|12,100円 2枚|15,400円 ■こまとめ(155サイズ4枚まで) 17,600円(4,400円/枚〜) ■おまとめ(195サイズ5枚まで) 22,000円(4,400円/枚〜) ※サイズ追加料金なし |
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送料 | 全国一律無料 |
仕上がり目安 | 工場着から1〜2週間前後 繁忙期は3週間前後 |
梱包キットサイズ | ■ふわりも/こまとめ 50cm ×70cm ×高さ35cm ■おまとめ 63mc×97cm×高さ35cm |
シンセン楽天市場店|まとめて出すと割安に
シンセンは楽天らしいお得感と、布団クリーニング専門店という安心感を兼ね備えています。
まとめて出したときの価格は宅配だけでなく、近所のクリーニング店より安いかも!?
利用者のレビューもかなり良く、家族のために価格と品質両方諦めたくない、という方にぴったりです。
価格 | 2枚|9,800円(4,900円/枚) 3枚|12,200円(4,067円/枚) 4枚|14,600円(3,650円/枚) ※4枚パックはシングルサイズのみ |
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送料 | 本州 無料 ※沖縄・離島は対応対象外 |
仕上がり目安 | 夏季|3週間前後 冬季|1〜2週間前後 |
梱包キットサイズ | 60cm×100cm×40cm |
きらきらウォッシュ|夏の間は預けてスッキリ
きららウォッシュは布団クリーニング専門店では珍しく、低価格で便利な保管サービスを提供しています。
布団をきれいに洗った上で、光と空気を遮断して保管するので、劣化を防ぎ良い状態を長く保てるというメリットも。
使わない掛け布団ほどジャマなものはないので、保管のおかげで快適でした✨
仕上がりにも満足です♪
価格 | 1枚|9,350円 2枚|12,650円(6,325円/枚) 5枚まで詰め放題|19,800円(3,960円/枚) |
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送料 | 無料 ※沖縄・北海道は別途 |
保管 | 1,100円/パック |
仕上がり目安 | 工場着から約1週間~10日程度 繁忙期6月~9月は2~3週間 ※保管サービスを利用しなかった場合の最短 |
梱包キットサイズ | 小65cm×45cm×40cm 大102cm×60cm×30cm |
ザブザブ|ノンキルトや穴あきも相談できる
ザブザブでは、ほとんどの布団クリーニング店が対応外にしているノンキルト羽毛布団も相談次第で対応可能。
寝具メーカーが母体なので、穴あき、ほつれの修理に対応できるクリニック工場でもあります。
とはいえ、対応できる範囲に限界はあるから、いきなり申し込む前に、まずは問い合わせ相談してみるといいにゃ💡
価格 (お試しコース) | 1枚|5,500円 2枚|8,250円(4,125円/枚) 3枚|10,890円(3,630円/枚) |
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送料 | 地域別(⇒公式ページで確認) 2,200円〜 ※離島・沖縄は対象外 |
仕上がり目安 | 1週間〜2週間 ※サイト上で随時更新 |
梱包キットサイズ | 65cm×95cm×50cm |
クリーニングより買い替えや打ち直しが必要なケース
羽毛布団の寿命は、メーカーや販売店によると一般的には10年~15年が目安のようです。
羽毛布団が買ってから長年経ち、羽毛がヘタってきたり、側生地の傷みがひどい場合は、クリーニングよりも買い替えやリフォームが適切かもしれません。
羽毛布団のリフォーム(打ち直し)とは、傷んだ側生地を交換したり、減ってしまった羽毛の追加・交換を行うメンテナンスです。
側生地が破れている、綴じ糸がほつれて隙間が開いている、羽毛が吹き出している、という場合はクリーニングできないので、買い替えやリフォームが必要になってきます。
羽毛布団リフォームの相場
「羽毛布団リフォーム」と一口に言っても、側生地を交換するだけの比較的安いものから、高級な羽毛を充填するプレミアムなものまで幅があります。
今回は、「羽毛布団 リフォーム」と検索してでてきたサービス5社をピックアップ。それぞれの安いコースの価格を調べてみました。
西川チェーン(側生地交換) | 22,000円 |
ふとんのつゆき(側生地交換) | 10,978円 |
快眠ショップスウィートドリーム(楽天) (側生地交換・羽毛充填) | 16,520円 |
昭和西川(側生地交換・羽毛充填) | 24,970円 |
ふとんのヨネタ(側生地交換) | 15,400円 |
リフォーム内容にもよりますが、最低でも1万円は覚悟した方がよさそうです。
これを踏まえて、お手持ちの羽毛布団の価格や、購入予算と比べて、リフォームか買い替えか検討してみてはいかがでしょうか。
羽毛布団のリフォームって結構高いね💧
「ちょっとへたりが気になる」くらいならクリーニングした方がお得かもにゃ
【まとめ】羽毛布団クリーニングの重要ポイントをおさらい
羽毛布団のクリーニングは、労力をかけて安くすますか、お金を払ってプロに任せるかの2択なので、ちょっと先延ばしにしたくなるかもしれません。
でも、汚れたままの布団だと安心して眠れないし、アレルギーで健康を害する可能性も日に日に高まります。
ちなみに私は、子供のころ古い羽毛布団が原因でハウスダストアレルギーになりました
羽毛布団のクリーニングは、健康的な睡眠と暮らしへの投資です。
汚れが気になりはじめたこのタイミングを逃さず、ぜひクリーニングを実行してください。
ピカピカふかふかの羽毛布団で、安心して眠りたいにゃ〜💤
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