布団に染み込んだ汗や皮脂、アレルギーの元になるダニ・・・まとめてスッキリ除去するには、布団を丸洗いするしかありません。

でも布団みたいな大きなもの、クリーニングしたらいくらかかるんだろう?
節約にはげむ主婦としては、先に相場感をつかんで割高なところは避けたい!
そこで、コインランドリー、クリーニング店、宅配クリーニングの3つで布団丸洗い料金の平均価格(税抜)を出してみました。
コインランドリー | クリーニング店 | 宅配クリーニング | |
---|---|---|---|
布団 | 2,000円 | 3,700円 | 【1枚】8,100円 【2枚】5,600円/枚 【3枚】4,600円/枚 |
羽毛掛け | 2,000円 | 4,800円 | 【1枚】7,200円 【2枚】5,300円/枚 【3枚】4,400円/枚 |
毛布 | 1,200円 | 1,200円 | 1,900円/枚 |
この表だけを見ると「安上がりなコインランドリーに決まり!」という気がしますが…

それぞれのメリットデメリットをわかった上で洗い方を選ばないと、失敗して逆に損しちゃうかもニャ💦
というわけで、高い安いだけでなく、サービスの選び方や料金の見方など、かしこくお得に布団クリーニングするための情報をまとめました。
布団クリーニングの価格相場(敷き/羽毛掛け/毛布)
コインランドリー、クリーニング店、宅配クリーニング、それぞれのサービスの相場価格(税抜)を調べました。(2020年6月再調査)
※シングルサイズの税抜き価格で調査しています
■ コインランドリーを提供・運営する企業のサイトに記載されていた相場を総合的に判断しました。
■「布団 クリーニング」で検索して出てきた全国のクリーニング店14社の価格表(2020年6月時点)から計算しました。
■主要な宅配布団クリーニング11社の価格(2020年6月時点)から計算しました。

ちなみに「宅配布団クリーニング」とは、布団を宅配便でやり取りするクリーニングサービス。
重たい布団を運ぶ苦労がなくて便利なんだにゃ✨
敷き布団のクリーニング価格相場
コインランドリー | クリーニング店 | 宅配布団クリーニング |
---|---|---|
2,000円 | 3,700円〜 (最安2,130円) (最高4,800円) | 【1枚】8,100円 (最安4,800円 最高12,000) 【2枚】5,300円/枚 (最安4,000円 最高7,500円) 【3枚】4,600円/枚 (最安3,400円 最高5,800円) 【4枚】3,600円/枚 (最安3,100円 最高3,700円) |
■ コインランドリーは、洗い30~40分1,000円+乾燥60分1,000円で計2,000円かかる想定です。
■ 地域クリーニング店は「〜」とあるように、最低額の場合です。
布団の素材やサイズによっては、4,000円台後半~5,000円台になる可能性があるのでご注意を。
■ 宅配布団クリーニングは1枚だと送料の影響が強く出て割高です。
しかし洗う枚数が増えるごとに安くなる傾向があるので、まとめて出す場合は店頭価格の相場より安くなる場合があります。
羽毛掛け布団のクリーニング価格相場
コインランドリー | クリーニング店 | 宅配布団クリーニング |
---|---|---|
2,000円 | 4,800円 (最安3,200円 最高7,200円) | 【1枚】7,200円 (最安4,900円 最高8,800円) 【2枚】5,300円/枚 (最安4,000円 最高5,900円) 【3枚】4,400円/枚 (最安3,400円 最高5,600円) 【4枚】3,500円/枚 (最安3,100円 最高3,700円) |
■ コインランドリーは敷き布団と同じで、洗い1,000円+乾燥1,000円で計2,000円が相場でした。
■クリーニング店は、羽毛布団の方が敷き布団より高い傾向にあり、5,000円プラスマイナス1,000円前後。
■ 宅配クリーニングはクリーニング店と逆で、羽毛掛け布団向けの割安なコースを用意していることが多かったです。

羽毛布団は繊細な素材だし、高級なものも多いから、クリーニング料金の安さよりも技術力を優先して選ぶことをおすすめしたいにゃ
毛布のクリーニング価格相場
コインランドリー | クリーニング店 | 宅配布団クリーニング |
---|---|---|
1,200円 | 1,200円/枚 (最安770円 最高2,000円) | 1,900円/枚 (最安980円 最高2,900円) |
■コインランドリーの場合、厚み(乾きにくさ)で価格が大きく変わってきます。
薄い毛布なら1回で2~3枚洗えるので、相場価格より安くなるでしょう。
一方厚い毛布なら、より長く乾燥機にかける必要があるので、1枚で2,000円前後かかる可能性があります。
■ クリーニング店とコインランドリーの相場価格は一緒でした。なので、厚い毛布に限ってはクリーニング店に出した方がお得かも。
■ 宅配クリーニングは基本的に毛布だけで出すことを想定しておらず、布団洗いのオプションなのでそれなりの安さに落ち着いています。
また、あえて毛布価格を設定していない宅配クリーニング店では、毛布でも布団と同額になってしまうので避けたほうがいいでしょう。
布団クリーニングの相場感がざっくりつかめたでしょうか?
1点注意したいのが、地域のクリーニング店は店によって数千円の大きな差が出ること。
近所のお店のクリーニング代が相場価格を超えている場合は、宅配クリーニングでお手頃価格のサービスを利用することも検討してみてください。
コインランドリー・クリーニング店・宅配クリーニング選択のポイント
コインランドリー | ・洗濯表示が水洗い可能になっている ・安さが最優先 ・頻繁に布団を洗う必要がある ・その日のうちに布団が戻ってこないと困る ・失敗したら買い換えればいい程度の布団だ |
---|---|
地域のクリーニング店 | ・対面で人に対応してほしい ・近所に信頼できるお店、布団クリーニング業者の店がある ・コインランドリーやネット注文が苦手 |
宅配布団クリーニング | ・近所に布団が洗えるコインランドリーやクリーニング店がない ・布団を外に持ち出すのが難しい ・シルク素材やドライマークのついた通常水洗いできない布団を洗いたい ・失敗したくないので専門業者に対応してほしい |
コインランドリー、地域のクリーニング店、宅配型布団クリーニング、それぞれメリット・デメリットがあります。
ミスマッチを減らして、ご自信にとって本当にコスパの良いサービスを選びましょう。
コインランドリーのメリット・デメリット

まずは、近所のコインランドリーに布団が洗える大型機が置いてあることを確認してにゃ
- 安上がり
- その日のうちに仕上がる
- 自分で知識をつけて対応しないといけない
- 洗えない布団がある
- 衛生的な不信感
コインランドリーのメリットは安さと早さです。
価格はクリーニング店の2〜4分の1。洗いから乾燥まで2〜3時間ほどで完了するので、当日中に布団を持ち帰って使うことができます。
一方でセルフサービスならではのデメリットもあります。
もっとも致命的なのが、洗えない素材が多いことと、洗濯失敗のリスクです。
- 綿⇒固くボロボロになる
- シルク・真綿⇒ 傷んでケバ立つ、縮む
- 羊毛・ウール⇒縮んでしまう
- キルティングがない羽毛布団⇒中身が偏り団子状になる
- 側生地が傷んだ羽毛布団⇒羽が吹き出す
- 和布団⇒中身が偏り団子状になる
コインランドリーを使うときは全て自己判断ですし、布団の洗い方の知識もつけた上で臨む必要があります。
もう一つ気になるのが、コインランドリーの清潔感。
ネット上の口コミでは、コインランドリーを「家では洗いたくない汚れ物を洗う場所」として認識・活用している人はけっこう多い様子。アレルギーや感染が心配です。
地域のクリーニング店のメリット・デメリット
- 対面で仕分けてもらえるから安心
- その場で洗えるか洗えないかわかる
- お店の選択肢が少ない
- 素材やサイズによって大幅に値段が上がることも
- 衣類がメインのお店だと、布団については対応力が低い場合がある
お店の場合は、受付で素材や状態をチェックしてもらえるし、プロにお任せできるので、コインランドリーに比べて気楽です。
しかし不運にも、近所のクリーニング店が布団クリーニングに力を取り扱っていなかったり、高額だったりすることもありえます。
また「そのお店では洗えない布団だった」ということもあるので、運び損にならないよう、心配な素材は、洗えるか・費用はどれくらいになるかを先に問い合わせておいた方がベターです。

話はそれるけど、洗濯タグが「水洗い×」「ドライ◯」の布団は、お店によってはドライクリーニングになることがあるから注意にゃ💦
宅配布団クリーニングのメリット・デメリット
- 全国の業者から条件のあうサービスを選べる
- 布団を運ばなくて良い
- 保管サービスも多い
- 洗う枚数が少ないと送料分割高になりがち
- 配送も含めて日数がかかる
コインランドリーやクリーニング店だと、近所にある中から選ばないといけませんが、宅配クリーニングなら、全国の業者から自分のニーズに合うお店を選べます。

対応力・技術力が高い布団クリーニングの専門店もあるし、最近人気の預かりサービスも便利だにゃ✨
また、玄関先で宅配の人に布団を渡すだけなので、小さなお子さんがいたり、車がない方でも、気軽に布団クリーニングが利用できます。
枚数が多いと割安になるという傾向があるので、どちらかというとファミリー向け。一人暮らしの人にはちょっと不利です。
布団クリーニングの必要性と頻度
布団クリーニングはそれなりにお金がかかるので「いったん見送ろうかな」「天日干しと掃除機吸引でなんとかなるかな」という気持ちが湧いてこないでもないです(笑)
でも、清潔な状態を取り戻して健康を守るには、やっぱり丸洗いが一番でした。
- 汗・皮脂・ダニの死骸を落とすには水洗いが最適
- 天日干し・布団掃除機の効果は限定的
- 清潔感を第一に考えるなら年に1度の丸洗いがおすすめ
- 洗うより買い替えの方が賢明な場合も
汗・皮脂・ダニの死骸を落とすには水洗いが最適
布団につく代表的な汚れは汗・皮脂・ダニ(とダニ由来のアレルゲン)。
これらの汚れは水溶性なので、落とすには水洗いが最適です。
天日干しや布団乾燥機は、湿気を飛ばしてダニの繁殖・カビの発生を予防するのに効果的。でも、染み込んだ汚れとダニの死骸は布団の中に残ります。
布団用の掃除機は、布団表面のダニのフンや死骸の除去に役立ちますが、生きているダニにはあまり効果がないと言われています。
布団をしっかり清潔にするなら、やはりクリーニングが必要になってきます。

家庭での日常的なお手入れでは限界があるってことですね・・・
徹底するなら年に1度・羽毛掛けのメンテナンスなら数年に1度
布団クリーニング業者によると、清潔な状態をキープするには、年1回はクリーニングした方が良いそうです。
汗は毎日染み込んでいきますし、ダニも周期的に増えるからです。
ただ、羽毛掛けは構造上ダニが入り込みづらく、カバーをしておけば敷き布団ほどは汚れません。
そのため、布団メーカーは洗いすぎによる劣化も考慮して、5年おき程度を推奨しています。
クリーニングより買った方が安い?
これはお手持ちの布団の劣化具合と、新しく買おうとしている布団のグレードによります。
安い布団セットならニトリで5,000円くらいで手に入ります。
古い布団を捨てる粗大ゴミ費用も、自治体によりますが数百円〜1,000円するかどうか程度ではないかと。(ちなみに私の住んでいる地域は4枚で200円)
コインランドリーはともかく、クリーニング店への持ち込みや宅配クリーニングより、買い替えの方が安くなることはあるでしょう。
また、経年劣化でヘタってしまった布団はクリーニングでも厚み・柔らかさが戻らないことがあります。
そんな布団も、クリーニングより買い替え、もしくは打ち直しのほうが適しているかもしれません。

5年くらい使った安い布団なら、買い替えちゃってもいいかもしれませんね。
羽毛布団は安くても1万円くらいするので、洗った方が節約になりそうですが…
まとめ|相場感とサービスごとの特徴を知ってコスパよく布団を洗おう
- とにかく安さ早さが最優先⇒コインランドリー
- 近所のお店が相場並・枚数が少ない⇒地域クリーニング店
- 近所では洗えない布団・まとめてたくさん洗いたい⇒宅配布団クリーニング
コインランドリー、クリーニング店、布団の宅配クリーニングの3つそれぞれで、布団クリーニングの相場をみてきました。
ぜひ予算や事情にあうサービスをうまく選んで、お得に布団を洗ってくださいね。

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