内側は汗・皮脂・整髪料。外側は花粉・砂・ホコリ…。帽子は汚れやすいし、においも気になります。
でも洗濯機にかけるわけにもいかないし、形崩れしそうで手洗いも恐い💦
となるとクリーニングに出すしかないのですが
- 帽子ってそもそもクリーニング屋さんに出せるの?
- お金はどれくらいかかる?
- 仕上がりまで何日?
など、わからないことだらけ!
そんな帽子のクリーニングの疑問を、主婦目線でまとめて調べてみました。
帽子の汚れは時間が経つほど落ちにくくなるし、素材の劣化も進むよ⚡️
クリーニングの知識を身につけて、1日も早くメンテナンスしてあげてにゃ
まずは帽子の種類と素材をチェック
クリーニングの難易度が変わるため、帽子の種類や素材によって費用やかかる日数が変わります。
なので最初に、あなたがクリーニングしたい帽子のスペックを把握しておきましょう。
服だってコートとTシャツじゃクリーニング代が全然違いますもんね💦
帽子の種類 | 特徴 |
---|---|
キャップ | 前方につばのついた帽子 ベースボールキャップが主流 |
ニット帽 | ニット編みの帽子 |
ベレー帽 | 主にフェルト素材の平でつばがない帽子 |
ハット | 周りにぐるりとつばがある帽子 |
ハンチング帽 キャスケット帽 | 短いつばのついた帽子 |
シルクハット | 正装用のシルク素材のハット |
園帽 | 幼稚園の制帽 |
【素材】 麦わら帽子 | 天然草素材の帽子 パナマハット、カンカン帽などもここに含まれることが多いです。 |
【素材】 レザー製 | 帽子のタイプに関係なく、皮革でできた帽子はレザー帽扱いになることが多いです。 |
帽子の素材は、帽子についている製品タグで確認します。
あわせて洗濯表示も確認しておきましょう。
詳細な洗濯表示の内容については消費者庁の解説ページをご確認ください。⇒洗濯表示(平成 28年12月1日以降) | 消費者庁
【種類別】帽子クリーニングの価格相場
帽子の種類 | 平均 |
---|---|
キャップ | 1,492円 最安:572円 最高:3,410円 |
ニット帽 | 1,167円 最安:550円 最高:3,410円 |
ハット | 3,330円 最安:990円 最高:5,060円 |
ハンチング帽 | 1,713円 最安:572円 最高:3,410円 |
ベレー帽 | 2,196円 最安:700円 最高:4,202円 |
レザー製 | 4,385円 最安:1,900円 最高:7,040円 |
シルクハット | 4,985円 最安:4,800円 最高:5,170円 |
麦わら帽子 | 3,262円 最安:1,200円 最高:5,060円 |
園帽 | 956円 最安:550円 最高:1,760円 |
園帽(麦わら) | 1,303円 最安:550円 最高:1,760円 |
帽子クリーニングの料金をネットに掲載しているお店(普通のクリーニング店から帽子専門店まで含む)を調査して、平均価格を出してみました。
平均価格の下に掲載した最安価格は一般的なクリーニング店寄り、最高は帽子クリーニングの専門店寄りの価格と思ってください。
なお、毛皮などの難易度の高い素材やハイブランド品は、追加料金が発生する可能性があります。
必要に応じて追加オプション料金も発生します
シンプルな洗いだけでは汚れが落ちない場合、次のような有料オプションが必要になるかもしれません。
シミ抜きや色補正は、帽子の素材や色、汚れの状態によって価格が大幅に変わる可能性があります。
オプション | 相場 |
---|---|
汗抜き | 500円〜1,000円 |
カビ取り加工 | 500円〜1,000円 |
特殊シミ抜き ・汗による黄変 ・落ちにくい汚れ | 300円〜2,000円 ※シミのサイズによる |
色補正 | 2,000円〜 |
撥水加工 | 550円 |
帽子クリーニングにかかる日数
帽子の種類 | 日数目安 |
---|---|
キャップやニット帽 (クリーニング表示あり) | 当日〜1週間 |
上記以外の帽子 | 1週間〜1ヶ月 |
料金調査をしたお店を参考に、帽子クリーニングにかかる日数の目安を調べました。
水洗い表示やドライクリーニング表示のあるキャップ・ニット帽は、服とほぼ同じ扱いなので日数が短めです。
それ以外の帽子は難易度にもよりますが、最低1週間はみておいたほうがよさそうです。
専門性が要求されるアイテムを出す場合や、外部の工場に出しているお店を利用する場合、1ヶ月程度かかることもあります。
帽子のクリーニング頻度
クリーニング店の情報をまとめると、帽子のクリーニングは、ワンシーズンに1回が目安です。
季節の変わり目、帽子を片付けるタイミングでクリーニングすると、蓄積した汚れを一掃でき、保管中の劣化予防になります。
ただし、大量に汗をかいた場合はその都度早めに洗った方がいいでしょう。
汗や汚れは時間が経つと変色の原因になるにゃ💦
帽子クリーニングの方法(自宅/一般店/専門店)
帽子をクリーニングするには、3つの選択肢があります。
自分で洗う | 洗濯表示が「水洗い可」 |
---|---|
一般のクリーニング店 | 洗濯表示が「ドライ」「ウェットクリーニング」 |
帽子のクリーニング専門店 | 一般のクリーニング店では対応できない帽子 ・洗濯表示が全部× ・シルクハットなど特殊品 |
布製のキャップなど、水洗い・手洗いマークのついた一部の帽子は家で洗うことができます。
ただ、形崩れが心配なものや、黄ばみなどの変色がある場合は、クリーニング店に任せるほうが安心です。
一般的なクリーニング店は、キャップやニット帽ならたいていどこでも洗えます。
一方、
- 革や天然草など難易度の高い素材を使っている
- 極端な形崩れや変色など特殊加工が必要な状態
- 洗濯表示が×だったり、そもそも洗濯表示がない
などの場合、普通のクリーニング店では対応しきれずお断りになるかも。
そんなときには、帽子のクリーニングに専門性のあるお店を頼りましょう。
「専門店なんて近くにないよ」ってときは、宅配で帽子を送る”宅配クリーニング”をやっているお店を使えば解決にゃ💡
クリーニングに出せない帽子はこまめにメンテナンスを
帽子は洗うことを考えて作られていないことが多いです。
そのため「クリーニング店で断られたけど、専門店に出すほどの費用は出せない」ということが起きがち。
もしあなたの帽子が
- 普通のクリーニング店では断られそう
- でもこの帽子のために高額なクリーニング代は出せない
- まだ目立った汚れはない
ならば、日頃のメンテナンスをこまめに行い、できるだけ長くキレイな状態をキープするのが得策。
メンテナンス方法は帽子の種類や素材によって違います。
以下に専門家の解説を集めたので、のぞいて見てくださいね!
帽子メーカーのサイトにお手入れ方法が載っていることもあるよ!一度チェックしてみてにゃ💡
まとめ|帽子クリーニングのポイント
- 帽子の種類によってかかる費用や日数が大きく変わる
- 洗濯表示によって自宅洗い・クリーニング店・帽子洗い専門店を使い分ける
- 簡単に洗えるキャップやニット帽は550円〜1,000円程度。その他の帽子は2,000円〜3,000円が目安。
- キャップやニット帽は服と同等のスピードで仕上がることが多い。その他の帽子は1週間〜
- 帽子のクリーニング頻度は1シーズンに1回が目安
- 洗えない帽子は日頃のメンテナンスが長持ちの秘訣
帽子はスタイルの要。一番目につくアイテムだから、潔感が大事です。
お手入れやクリーニングで、きれいな状態をしっかりキープしてあげましょう。
さっそく帽子をクリーニングにだしてみたけど、汚れ・ホコリ・においがとれました!
これで来シーズンも安心してかぶれそう♪
お気に入りの帽子は自分のトレードマーク。メンテナンスしながら長く大切にかぶってあげてほしいにゃ✨
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